宇宙兄弟の漫画をずっと読んでいて気になっていたのですが、今回機会があり読むことができました。
私としては入社2年目ぐらいにこの本と出会っていたら良かったな!と思えるぐらいの名著でした!これから新卒が入りリーダーに昇格される人たちに参考として読んでもらいたい一品になります。
TL;DR
- リーダーに昇格して重荷になっている人はこの1冊を手元においてほしい、何かあったときは再度見てもらいたい。
- 力を入れるところを間違え無ければ優秀である必要はない、自身が今できることからやってみよう。
この本の対象読者
新しい仲間が会社やグループに入りリーダーに昇格する人もいると思います。「リーダーとは何をするのか?」「リーダーなんて優秀じゃないから務まらない」「リーダーになることが怖い。。。」など重荷や悩みを抱える事もあるでしょう。
この本はそんな方々に読んでもらいたい一冊です。
「宇宙兄弟 - 完璧なリーダーは、もういらない。」の感想
感想をザックリ書くと
リーダーとしての心の持ち方、余裕を与えてくれる良著です。普段活動をしている中にリーダーとしての行動は既に存在しそれを使うだけということがわかります。
私も職場でリーダーをさせていただきましたが、周りには優秀な人たちがいっぱいいて「オレが何でリーダー」「何をすればいいねん」という時期がございました。もしこの本がその時期にあれば悩みが解決できただろうなと感じました。
そもそもどんな本なのか
優秀なリーダーが悪いわけではありません。ただ、優秀でなくてもいいのです。リーダーを、リーダーたらしめるものはただ1つ。それは、リーダーシップを発揮することなのです。
「完璧なリーダーは、もういらない。」表紙裏より引用
この本は漫画家・小山宙哉の作品、『宇宙兄弟』のエピソードと重ねながらリーダーシップとは何か?どのように発揮するか?を教えてくれます。
ただし宇宙兄弟を読まないと把握できない訳では無く、エピソードの説明も含みながら説明されていますので誰でも内容を把握できるようになっています。
目次と概要
章ごとに何が書いてるかという簡単な解説を、
第1章:どんな人でも必ずリーダーになれる
リーダーとしての力はなにげなく活動の場で使っていて、新しく身につける必要はない。無理をする必要は全然無く自身のできる事について書かれています。
第2章:愚者風リーダーシップのススメ
2種類のリーダーについて書かれています。多くの人は優秀なリーダーを目標に頑張っていると思いますが、合わない場合、本書籍の「愚者風リーダー」をめざしてみるのはどうでしょうか。
第3章:自分らしいリーダーシップを発揮するコツ
リーダーシップを発揮できるタイミングは「組織、グループの状態」によってかわります。本章では状態把握する事で適切な時に自身のリーダーシップを発揮できる方法について書かれています。また発揮できないとき問題が起きたときの対応についても書かれています。
第4章:チームの成長とリーダーシップ
チームは作られてから成熟するまでいくつかのステップがあります。
それぞれのステップがどのような物か?どのように対応していくかを書かれています。
第5章:魅力的なリーダーが備えているもの
リーダーとして大切な行動が書かれています。
ここに書かれている行動ができればリーダーとして素晴らしい人になっているのだと思います。
所感・感想
箇条書きで
完璧なリーダーになる必要はない、「良いリーダー」になろう
最初の感想で書きましたが、無理をして「完璧なリーダー」をする必要はありません。自身ができる事から始めて少しずつ新しい事、調整をすることで自身もチームも成長できる「良いリーダー」になっていけば良いと思いました。
リーダーは何でもできるではなく「リーダーは何でも知っている」を目指そう
私はシステム開発者のためデザインの事があまりわかりません。
ミーティングの時に「デザインがわかる人に一部任せる」ができるようにグループ内でコミュニケーションをしっかり取って得意分野を行かせるようにしたいと感じました。
リーダーになるための手引きに使える
リーダーになるために必要な技術などをまとめた書物はたくさん存在します。
しかし書いてあることが難しく、ドラクエでいうと初めからバラモス(ラスボス)を相手にする気分になります。
はじめはスライムから戦い少しずつLvアップするという点でこの本は最良ではないでしょうか。